ハミガキの補助用具~その1~
公開:2014年08月01日(最終更新:2021年12月22日)
ほとんどの方がハミガキの際に歯ブラシを使っておられると思いますが、実は歯ブラシだけではお口の中の汚れの約60%しか落とすことが出来ないとされています。
では残りの40%をどのようにしてきれいにすればよいのか。ここで登場するのが補助用具なのです。
補助用具とはその名の通り、補助を行うものですので、歯ブラシと併用してお使いいただくものです。一般的にデンタルフロス(糸ようじ)や、歯間ブラシが知られています。
まず、デンタルフロスには大きく分けて二種類あり、指に巻き付ける糸だけのものとホルダーのついたものがあります。これらはどのようにして持つかの違いであり、基本的には糸の部分はほぼ同じです。指まきの方がコストパフォーマンスで考えるとホルダータイプよりも良いですが、慣れるまで使い辛いことがあります。使いやすい方を選びましょう。また、糸には味のついたものや、歯と歯の隙間が少ない人に使いやすい、ワックス付きのものなど同じ糸でも最近では様々な種類のものが販売されていますのでドラッグストアなどで見かけられた際にはぜひ手に取って見てみてください。
そして使い方ですが、のこぎりを引くように動かして歯と歯の間へ糸をゆっくり通していくのですが、多くの方が糸を通すだけですぐ出してしまっています。これでは歯と歯の間に詰まったものは取ることができますが、歯についた汚れをとることができません。糸を通した後で、糸を歯に押し付けて上下に汚れを擦り取るようにして動かして使ってくださいね。
(つづく)