マウスピースは衝撃を和らげる効果があり、装着していないと歯か折れたり、唇や舌を負傷してしまう場合があります。また、脳震とうの発生率や重篤度を減らすことができると言われています。
スポーツ用品店などで販売されているものは、オーダーメイド(その人に合ったサイズや形)ではないので、噛み合わせが合わず、きちんと食いしばることができない、瞬発力が発揮できないなどデメリットがあります。
せっかくマウスガードをつけても市販のものだと、十分な効果が発揮されず、もったいないですよね。
当院ではまずその人のお口の型取りをし、それを使って専用の機械でマウスピースを作るので、歯一本一本にしっかりフィットするものが完成します。
当院で噛み合わせや高さを微調整することもできます。
《清掃方法》
・水道水でよく洗い流す
・義歯洗浄剤でクリーニングする
・マウスウォッシュ剤などでリンスする
などの方法があります。
清掃後はきれいな布やティッシュペーパーでよく水分をふき取っておきましょう。
※長期間汚れたまま放置しておくとマウスガードにもカビが生えることがあります。
《保管》
保管には清潔なケースを使用してください。暑くなるところには置かないようにしましょう。
《交換時期》
1年ぐらいで交換するのが望ましいですが、
おおよそ3年が限界と言われています。
適合性の低下など選手の気付きにくい変化もあるので、ドクターや衛生士での定期的なチェックが必要です。
身体づくりの期間は一日の摂食回数が
多くなるため、口腔衛生状態が悪化する傾向にあります。
競技スポーツでは緊張感から唾液の量が減少するため、糖分を含むスポーツドリンクをプレー中に飲むこととの相乗作用でむし歯が増える可能性があります。
Q.マウスガードを噛むと力が
出るって本当?
A.ゆっくりした動きのとき発揮される筋力を増強します。咬合バランスが改善させて平衡感覚が向上します。
いずれにせよマウスガードを正しく使うことが大切です
Q.薄いマウスガードは効果がないの?
A.薄いマウスガードでも口腔外相の防止とダメージを軽減させる効果があるので良いですが、さらなる効果を得たいなら厚いマウスガードの方が良いと言われています。
Q.プレー中に他選手と衝突し、歯が抜けて
しまいました。どうしたらいいですか?
A.まず脱臼歯の保存で望ましいのは、専用保存液低脂肪乳牛乳といわれています。
口腔内保存も一法ですが、誤嚥に注意が必要です。
汚れた脱臼歯を水道水で洗浄する場合は30秒以内にとどめるようにしてください。
専用保存液はチームのトレーナーやマネージャーに救急手当キットBOXにいれておいてもらうのが良いでしょう。